自分で出来る!妊娠中の3つの腰痛改善法

自分で出来る!妊娠中の3つの腰痛改善法妊娠中マタニティ期の 腰痛 原因は2つあります。

1つ目の原因は女性ホルモン「リラキシン」の分泌の影響です。

女性は、妊娠をきっけに骨盤を開かせるための『リラキシン』というホルモンの分泌が多くなります。
このホルモンは3ヵ月から増えはじめて4ヵ月(12週)あたりにピークになり、6ヵ月(20週)以降は低下。そして7ヵ月(24週)まで横ばいになります。

主な働きは、関節を緩めることですが、出産時には赤ちゃんが狭い骨盤を通って出てきますので、より出産をスムーズにするために、骨盤周辺の関節、特に「恥骨結合」という部分と仙腸関節という、骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節の靭帯が緩みます。
その結果、骨盤周囲や腰部、股関節に関わる関節が不安定になり、それを支えるため、筋肉が硬く緊張してしまいます。それが、妊娠中の腰痛、ソケイ部痛など痛みの発症へつながると考えられています。

2つ目の原因は「姿勢の変化」です。

お腹が大きくなり、重心が前方に移動する事により、骨盤や腰椎が前傾になり、それを脊柱起立筋(背中側にある)という筋肉で後方に支えバランスをとろうとします。そのため絶えず背中が張った状態が背部痛~腰痛の原因になります。

では、続いて改善法を3つご紹介します。

①日常の姿勢ですが、アイロンや掃除機をかける時は、なるべく前傾姿勢になる時間を減らしましょう。
椅子に座っている時も必ず背筋はまっすぐに伸ばすようにしましょう。背もたれを使う時は椅子に深く腰掛け、背中が曲がらないようにしましょう。

②一日に一回は柱や壁を使って、ふくらはぎ、お尻、背中、後頭部がつくように立ちます。

③四つんばいになって、猫が伸びをするように骨盤と背骨を軽く上下させる。
「猫のポーズ」は腰椎と骨盤のストレッチングで、これをすると骨盤の内圧が下がります。10回を1セットとして、1日3セットするとよいでしょう。