産後、仰向けになると「尾骨」が床にあたり、痛みや異和感を感じるという方が多くいらっしゃいます。
これは、分娩時に骨盤の状態が変化することが関係しているんです。
仙骨がせり上がり、それに押されるように左右の骨盤が開くことで産道が確保されますが、骨盤がその時のままになっていると、仰向けになったときに、せり上がった「尾骨」が床に当たってしまいます。
この状態は、背骨と骨盤を動かすことで解消できるので、放置せずに全身を使ってセルフケアしましょう!
それでは、「セルフケア」の方法をご紹介しますね!
①仰向けで膝を立てお尻を浮かせる
仰向けになり、「足裏」全体と、両手のひらを床につける。両膝を立てて、両膝と両足は肩幅に開いておく。
腹筋をひきしめながら、お尻を床から浮かせて、首から膝までが斜め「一直線」になるようにキープする。
首のほうからゆっくりと背中の順に背骨を一つずつ丁寧に床に下ろしていく。「腹筋」から力が抜けないように意識する。
③最後にお尻を床に下ろす
背中から腰の背骨を丁寧に下ろし、最後にお尻を床に着ける。
せり上がっていた尾骨が内側に収まるため、床に当たって痛いという状態が改善され、腰もストレッチされるので、腰痛の予防にもなります。
※参考文献「産後ママの心と体をケアする本」