「骨盤」は、私たちの体を支え、動かすためにとても重要な部分です。それは「柔らかさ」と「強さ」の二つの特性を持っています。これは、背骨や大腿骨(太ももの骨)とつながっていて、上半身の動きを支えたり、歩くための基盤となったりします。
「骨盤」は、中央の「仙骨」と左右の「腸骨」の3つの骨でできています。仙骨と腸骨がつながっている部分を「仙腸関節」、左右の腸骨が前でつながっている部分を「恥骨結合」といいます。また、腸骨と大腿骨(太ももの骨)がつながっている部分が「股関節」、仙骨と背骨(腰の部分)がつながっている部分が「腰仙関節」です。
つまり、骨盤は、仙腸関節と恥骨結合で形成され、股関節と腰仙関節を通じて、大腿部(太もも)と背骨につながっています。これら全部で「6箇所」の関節が骨盤に直接関わっています。
「骨盤の歪み」や「骨盤が開いている」状態とは、これら6箇所の関節が正しく動かないときに起こります。特に、「仙腸関節」は重要ですが、「腰仙関節」や「股関節」のバランスが崩れると、骨盤の歪みに大きく影響します。だから、これらの部分にもきちんと注意を払い、対処することが大切です。