楽しみにしていた育児でも、赤ちゃんとの生活は想像以上に大変なことだらけで、まとまった睡眠もとれず、ゆっくりとする時間をとるなんて難しいですよね。そんな時、産後の心と体に必要なのは、まず基礎体力を取り戻すことです。
そのために必要なのは、「十分な休息」と「体に向きあう時間」です。
とはいえ、赤ちゃんが主役の生活では、コントロールするのは至難のわざ・・・。
でも、これから「子供のいる人生」を育児に幸せを感じながら、健康的に生きてゆくためには、母親の健康を、何よりも優先したほうがいいと思いませんか?!
自分をケアするために、まずは自分の体に興味をもつことから始めましょう!
まずは、産前と産後に変化する筋肉を少しずつでも知ってほしいと思いますので、紹介しますね。
●出産後の腹筋は緩み、力が入りづらい・・・お腹の前面に伸びる腹直筋。お腹が大きくなるにつれて中央の白線という部分が伸び、腹直筋そのものは、左右に移動する。そのため、出産直後は中央に筋肉がなく空洞になって、力が入りにくい。
●腹筋を活用して尿もれ対策・・・会陰部をハンモック状に覆う骨盤底筋群は、子宮や膀胱を支え、尿道や膣、肛門の収縮を担う。骨盤底筋群だけで支えるには限界があるので、腹直筋で下腹部を引き上げるなど、他にも周囲の筋肉を総動員する必要がある。
「参考文献 産後ママの心と体をケアする本」