施術者(セラピスト)のための「初回来院時」の問診のツボとコツ

今回は、「施術者(セラピスト)の方のための、
「初回来院時の問診のツボとコツ」!」と題して
来院時の「施術前と施術後のカウンセリング」のポイントについて、お伝えします。

まず、全体を通して重要なポイントはお客様に右脳(イメージ・視覚)左脳(論理・説明)のバランスで記憶に入りやすくなり、行動に繋がるようにお話しするという事が大切です。

何を言ったかではなく、どう伝わったかが本当に大切なんです。
常に、コミュニケーションの基本はここにあると考えていますので…

私は常にお客様に対して、

「お客様」は何を求めているのか?
「お客様」にとって一番大切なものは何か?
「お客様」が本当に求めているものは何か?

を考えながら、お客様の願望を明確にする質問をしながら、問診表を基に効果的な質問をするようにしています。

その際、自分の感覚を研ぎ澄まし感覚をフル活用して、
お客様は本当はどうなりたいのか?
何を改善したくて来院されたのか?
通うことでどのようになっていきたいのか?
を明確にしていきます。

実はこの作業が本当に重要で、ここで信頼関係を確立することで、
その後の施術がスムーズにできるかどうかの鍵になると考えています。

以下に「かじた式骨盤整体スクール・アドバンスコース」にて指導している、基本的なカウンセリングをご紹介いたします。

・施術前のカウンセリングについて
初回の問診では、頸椎と腰椎の動きの検査(モーションペイン、レンジオブモーション)、姿勢分析検査による写真撮影(PA)、骨盤の重要な5つの筋肉の検査、骨盤の骨自体のゆがみのチェック、ライフ快療院の施術法の説明をきちんと伝える事がポイントになります。

・施術後のカウンセリングについて
①  骨盤を支える重要な5つの筋肉については解剖図や大腰筋などの本をみせて、視覚に訴えて、説明します。
エクササイズをやる事でのシェイプアップや姿勢改善についても大腰筋の本の写真をみせて説明、納得してもらいます。

②  骨盤の歪みや脊柱のバランスは必ず、骨格模型で視覚的にイメージして頂く。

③  次回以降はエクササイズ(資料をみせたり)や筋肉をほぐすことや頚椎などの矯正も追加していく事を伝えます。
最後に、術後の注意事項など、術後の好転反応や次回来院の注意を説明する。

④  来院回数は次回の反応をみてと伝えるが、目安としては、5~7回等を説明する。

・ 2回目以降について

ポイントは前回の施術にて何か反応があったかどうか、改善点はどこか、まだ気になっている点はなにか、ほかに気になる点が発生したかを聞きだし、確認することがポイントになります。

「何かお体の反応はありましたか?」「今日はどこが気になりますか?」など、お客様が答えやすい質問をすることが大切です。

2回目の術後は、本日は前回と変えたのは何か、加えた事は何かを伝える。
エクササイズの指示については、資料に赤のラインを引くなどしてイメージさせやすいようにする。

 ・最終回について
最終回もしくは一回前には必ず、PA(姿勢分析検査)を受けて頂き、姿勢改善について視覚で確認して頂く。
もし、姿勢が改善していない場合はエクササイズを再指導する、
矯正方法を変えるなどの対応が必要になります。

痛みコリが改善していて、姿勢も改善したら、いったん終了と伝ます。

私はずっと通うことに対しては必ずしも必要ではないと考えています。
定期的に通うのはお客様ニーズにかなわないと考えているからです。
歪みがどのくらいで戻るのかは個人差があるので、少しでも歪みや痛みコリが感じたらすぐに来院するように指示しています。
こうする事で、お客様は安心感を得るので、結果的に、何かあった特には来院していただけます。

いかがでしたか?
臨床の現場で行っているのもをチョイスしてご紹介いたしました。
少しでも皆様のお役に立てたなら嬉しいです。