今回は、「アフターコロナの治療院・整体院業界の予測」について話します。
データによると、整骨院や治療院、整体院、カイロプラクティック院、リラクセーションサロンを合わせると全国で約200,000店あるといわれています。
この数字は、全国にある道路の信号機の数とほぼ一緒だそうです。
この業界はいわゆる「成熟期」から「第2揺籃期」に入ったと言われていて、業態も揺れ動いているのが現状です。
「歯科医院」や「理美容院」などが少し前にこの時期だったようです。
歯科医院も理美容院も店舗数が飽和状態から何回かの統合や減少期を経て現在にいたります。
この2つの業界の動きを学ぶ事は今後の治療院、整体業界の行く末の大きなヒントになります。
アフターコロナを考えたときに確実に言えるのは、今までと同じような戦略で集客する事は難しいということです。
今現在オンライン化で様々なことを行っているところもあるようですが、「人には触れて欲しい」う欲求があるので、必ずしも 全てをオンラインにする必要はありません。
しかし、アフターコロナにおいては経済的な問題が発生すると考えていて、今までのようにとりあえず肩が凝ったから、腰が重くなったからと言うような感覚で施術を受ける事は減ると思われます。
お客様は今までなんとなく使っているお金を見直す人が多くなると考えているので確実に需要と供給のアンバランスが生じ、業界全体で考えたときには売り上げ減少することが予測されています。
それではどのような店舗が生き残っていくのでしょうか考えてみたいと思います。
歯科医院や理美容院の前例を見ると、経営的能力が高く、なおかつ仕事に誇りを持ち志高く経営している店舗が勝ち残っているようです。
私たちの治療院整体院業界においても同じことが言えるでしょう。
何よりも今以上にマインド・ノウハウ・スキルの3つを高める必要性があるのではないのでしょうか。
ですから、より経営や集客などを学び、なおかつ治療技術の向上に励む、
そしてお客様は何を求めているのだろうか?
もっとできる事は無いのか?本当にお客様が求めている事は何なのか?
を日々考えそして実行し検証しそして考えて実行する。
こういうことができる経営者だけが生き残っていけるのだと考えています。
そして店舗数がある程度減少したときに需要と供給のバランスが整うので、それまでは何が何でもがむしゃらにやっていくしかないのではないでしょうか。
ある意味コロナ禍において問題点ばかりが強調されているのが目立ちますが、早かれ遅かれこのような状態になっていくのはある程度予想はしていました。
しかし、もう少し後に今のような業界の状態になると考えていたので、少し慌てて感じでスピードアップで諸々の作業を進めているところです。
私が開業 したのは2002年です
2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災この2つの大きな出来事があった年に比べても、今回のコロナショックは非常に打撃だと考えています。
それは国や自治体の援助金や補助金貸付等の動きを見ても尋常ではない社会の流れになっていると思われます。
ですから、今こそ志があるみんなで一丸となってこの業界で生き残っていくために何ができるか真剣に考え行動し、そしてより多くの方々の健康に貢献できるように頑張っていこうではありませんか!
2020年5月13日(水)
梶田 了(かじた りょう)
一般社団法人日本骨盤矯正普及協会 代表理事
ライフ快療院南浦和本店 院長
かじた式骨盤矯正整体スクール 主宰